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皆さんこんにちは!
合同会社Alba、更新担当の中西です。
さて今回は
~経済的役割~
ということで、食品加工業が果たしている経済的役割を「産業構造」「雇用」「サプライチェーン」「地域経済」「輸出・国際競争力」などの観点から深く解説していきます。
日本の食卓を豊かに彩るお惣菜や冷凍食品、調味料、加工肉製品やレトルト食品。これらの多くは、「食品加工業」によって生み出されています。見た目は地味でも、この業界は日本経済の中で極めて重要な基幹産業の一つです。
食品加工業は、日本の食料供給の中でも最もボリュームのある分野です。
日本の食品産業のうち約6割以上が加工食品関連
2023年時点での国内加工食品市場はおよそ20兆円規模
外食産業やコンビニ・スーパーなどの流通業と密接に連携
生鮮食品だけでは供給が不安定になりがちな中、食品加工業は安定的な食の供給源として、国民の暮らしと経済活動を下支えしています。
食品加工業は、製造業としての雇用吸収力が高く、特に地方において重要な雇用の受け皿となっています。
中小企業が多く、地域ごとの食材を活かした加工業者が多数存在
生産ライン作業・品質管理・開発・配送・事務など多様な職種を創出
女性や高齢者、外国人技能実習生の就労機会確保
これにより、食品加工業は“地方に根差した雇用インフラ”としても大きな役割を果たしています。
加工業は、一次産業と二次産業を結び付け、農林水産物に新たな付加価値を与える存在でもあります。
規格外農産物や余剰品を使ったフードロス削減型の加工食品
地元のブランド食材を活かしたご当地加工品
漁業や畜産との連携による生産地直送型商品
このように食品加工業は、農業・漁業と都市消費市場の橋渡しを行うことで、地方経済の循環や持続可能な産業連携を支えています。
パンデミックや自然災害のような緊急事態下では、長期保存や簡便調理が可能な加工食品が重要な供給源となります。
非常食・備蓄食品の生産・供給体制を担う中核業種
パンデミック時には家庭内調理ニーズへの迅速対応
災害支援物資として迅速な供給ライン構築
これにより、食品加工業は食料安全保障の観点でも国家的に重要な役割を果たしています。
日本の食品加工業は、高い品質管理と安全基準に支えられた製品が世界中で高く評価されています。
味噌・醤油・乾麺・和菓子・レトルト食品などの輸出が年々増加
アジアを中心に日本食需要の高まりとともに市場拡大
HACCPなどの国際基準対応により輸出対応力の強化
輸出増は、国内生産者や地元加工業者の外貨獲得機会の拡大にもつながり、食品加工業は“地域から世界へ”の橋渡し役を果たしています。
食品加工は単にモノを作るだけでなく、食文化の継承や創造にも寄与しています。
伝統食品の現代風アレンジによるリブランディング
観光地や地域資源との連携で生まれる“食の体験型商品”
オンライン販売による新市場の創出
これにより、食品加工業は「食を通じた価値創出」に貢献し、地域ブランディングや観光消費の促進にも貢献しています。
食品加工業は、単なる製造業ではありません。それは、
産業連携の要として一次産業と消費市場を結び、
地域経済の守り手として雇用と循環を支え、
国民の安心の源として食料安定供給を担い、
輸出と文化の発信者として世界と日本をつなぎ、
そして日々の暮らしに豊かさをもたらす産業です。
私たちの食卓の裏側で働くこの産業は、目に見えにくいながらも極めて強い経済的影響力を持った“縁の下の主役”なのです。